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2/26 ストーンズ公演 [Artists,Songs,Albums]

写真.JPG
ストーンズ、行ってきました。
実はなんとこの年にして初東京ドーム(!)「東京ドームってどうやって行くの?」と聞いてしまった
くらい大規模コンサート音痴なボクは武道館と横 浜スタジアム以外大会場に行ったことがない。とい
うわけでおっかなびっくり水道橋へ。
さすがストーンズコンサート、日本の高齢化社会の縮図を見る ようでああよかった俺だけじゃないん
だと妙な安心感すら覚える。
で、本題。6時半STARTとあるが当然そんなきっちりに始まるわけもなく7時ジャストくらいにスター
ト。1階1塁側のわりと前の方でラッキーだったですがそれでも豆粒ほどにしか見えずついついスクリ
ーンを見てしまう。内容はすでにたくさん YouTubeに上がっている近年のコンサート通り。ただ流れ
を変えない範囲でオープニングを変えたり工夫をしているようです。

で、キースの調子がいまいち「?」と感じた方も多いのではと思います。体調悪い?時差ボケ?劣化?
いろんな憶測があるわけですが、もし体調万全 だったとしたら、出音になんらかの不満か不安があっ
たか初日で様子を見ているかのような気がしました。
実際、PAに関してはあまりよくなかった。東京ドームの音がいいのか悪いのかあまりよく知りません
がコントロールしきれていなかった。お互いの音 がちゃんと聞こえていたのか?スクリーンでは時折
困惑したような表情が見られ、ミックも途中で声をつぶしかけたのかセーブモードに入った場面も見
受けられた。おそらく2日目か最終日にはなんらか改善されると思うのですが音響スタッフ側がドーム
のピーキーなポイントを把握しきれていなかった のでは?と思えました。それにして もキースのソロ
になるとやたらフェーダー上げたがるあのPAはちょっとおかしい。

謎なのは「イッツオンリーロックンロール」でキースがイントロ失敗してやり直すんですが、これって
Youtubeに上がった別のコンサートでも同 じことやってるんですね。
わざとか?わざとやるっていう演出にも思えないんだけど。。。

悪魔を憐れむ歌では明らかに打ち込み使ってましたね。チャーリーとリサフィッシャーとバーナードフ
ァウラーがガイドリズムに合わせてドラムとパー カッションをプレイするという進行。
実は他の曲でもチャーリーのペダルワークはけっこうあやしく、他の二人が合わせていくのに無理があ
って折衷案でドンカマ使ったのでは?という気が する。
というのは曲としてこのドンカマの必然性が感じられなかったから。
この曲は始まりからエンディングに向けて徐々に激しくなっていく流れが魅力の一つである のにドン
カマだと盛り上がりが平坦になってしまってこの曲の異質性のようなものが薄れてしまう。
ダリルジョーンズだけはイヤホンしているようなのでもしかしたら彼だけ全編ドンカマ聞いて曲のキュ
ー出しとペースメーカー役をしていた可能性もあります。
そうだとすると上述の「イッツオンリー〜」の件も予想がつくし彼のベースがよくわからなくなると苦
しい場面も出てくるはず。

。。。という部分を差し引いても十分楽しめましたよ。ストーンズと我々と彼らの音がリアルに同じ場
所で同じ時間に共有できた事が一番で正直それ以外はどうでもいいことなのかもしれないです。
正直、涙出ました。一瞬中学生の自分がフラッシュバックしたような気がしました。
街のレコード屋さんでスティッキーフィンガーズにしようかギミーシェルターにしようか2枚のLPを
持って長いこと立ち尽くしていたときの事なんかが。

「おめーこんなじじいになってまだこんなことやってんのかよ」
「おめーこそいい歳してまだ俺らを聞きにきたりしてんのかよ」
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明日はストーンズ [Artists,Songs,Albums]

何故か当たってしまったんですねえこれが。で、初日です。
ストーンズについて過去何か書いたかというとあったあった。2008年9月23日の記事。
http://gomente.blog.so-net.ne.jp/2008-09-23
そう、テキサス出張の途中で実験に使う音源がなくてあわてて量販店に買いに行ってゲットしたのが「Jump Back」。ま、それはいいとして。
正直、今のストーンズ、見たいかというとそれほどでもない。これはお祭りと考え、ステージに立ってる姿を見に行くものと考えた方が良い。70年代は遠くなりにけり。まあでもミックテイラーも来るってのはちょっとうれしいですよね。
ボクは皆さんと同じように(?)ビートルズからギターを始めたのですがおそらく1年もしなかったであろううちに当時の流行りのロックに興味が行ってしまってBurnの頃のディープパープルや登場直後いきなりの全米アルバムチャート1位になった頃のBad Companyとか、同じ頃でてきたQueenとか、すぐ飽きたけど。。。わりと興味が長く続いたのはクラプトンとストーンズだったような。
ストーンズはその頃、「It's Only Rock'n'Roll」が出たところだったかな。つまりまだミックテイラーがいた頃ですね。なのでロンウッドはボクの中では未だに新参者。フェイセスのロンウッドのイメージの方が強いです。
でもホントのストーンズ体験というのはたぶんもっと前の話で、おそらく幼稚園にあがるより前にラジオから「サティスファクション」と「ジャンピンジャックフラッシュ」のリフが流れていた事が最初だと思います(時代考証合ってるかな?)。当然それが「ローリングストーンズ」だなどとは意識せず。でもそのリフだけは耳に残っていて、中学生の頃たまたま聞いたラジオの深夜番組でストーンズのあのリフを聴いて「あーなんだ、あれはこいつらだったのかー」と記憶が甦ったと。
それがかれこれ40年くらい前の話で、昨年がストーンズ50周年と考えるとですね、彼らのキャリアのたかだか1/5程度の年月でイッツオンリーロックンロールまで行き着いてしまっていたという恐ろしい事実が浮かび上がります。ロンウッドだって新参者どころの騒ぎじゃなくてもう約40年ストーンズやってると。まぢか。
孫がいつまでも子供でいると思っているおじいちゃんの気持ちがわかる気がしてきた。
つまりボクのような者にとって今年ストーンズを見る事はにんべんのそばつゆを5倍に薄めてすすっているようなものだと。いやちょっと違うな。。
まあそんなわけでストーンズのCDなど滅多に買わない理由は上記過去記事を読んでいただくとして果たして今彼らを見てなんか奮い立つものがあるのかどうか、は明日わかる。
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何故か昔から知ってるウェイロンジェニングス [Artists,Songs,Albums]

年末冬ごもりの暇つぶし用に買っておいたDVD「クロスロードギターフェスティバル2010」を、結局冬休み中には見ずについ先日ようやっと見たのですが、期待するのはクラプトンでもジェフベックでもなくカントリー勢。フェスの初回(2004年?)から注目しつつ結局CD買ってなかったヴィンスギル。今回は大御所との競演。ジェームスバートン、アルバートリー、そしてどっから出てきたのかカレー屋のオヤジみたいのが。。げっっアールクルーぢゃん。。でもアールクルーのカントリー好きは有名ですね。
Crossroad.jpg
で、DVDはいいとしていつか買おうと思ってそのままだったヴィンスギルのCDを買いに久々のタワーレコードへ。(しかしタワーレコード来るとホントにいよいよCD業界ヤバそうなのを実感する。。)
この音楽不振の時代に4枚組CDを出せるヴィンスギルって一体。。。なんて思いつつ「TheseDays」を購入。まだ多少オバマ効果が残っているのか生粋USA産のカントリーは他に比べ元気が良いような気がします。いや日本でってわけじゃなくてね。フロアで一番元気なのは「ワールド」にカテゴライズされているKPOPでした(笑。
カントリーが元気いいかもって見えたのは新人が結構よく出てくること。Brad Paisleyとか若手大スターが出てきて後続を牽引しているように見えます。ヴィンスギルも今や大スターだよね。
。。という買い物のあと、ちょっと勢いづいてカントリー系DVDを物色してみたらちょっとお得なのを発見。ウェイロンジェニングスのCD+DVDセットが2180円。
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ウェイロンのCDはアメリカ旅行に持って行ってよく車中で聞いてます。高校生のときテープで聴いてた「Ol'Waylon」っていうやつをCD買い直して。
ボクは何故かこのウェイロンジェニングスは中学生の頃から知ってました。一つはギター雑誌で自分のギターを派手に改造したりデコレーションギターみたいなのを持ってるアーティストの特集があって、そこでテレキャスターに革細工のボディカバーを付けてるウェイロンが紹介されてたんですね。その後すぐテレビで見たりしてカントリー系で唯一知っているミュージシャンがこのウェイロンでした。
あとで知ったのですが、この人がデビューしたきっかけになったのが、ボクがたまに行くニューメキシコ州ギャラップのナバホ族の間で大人気を博したからなんだそうです。ふーん。
で、DVDですがこれ、結構面白い。「なんなんだこれは?」みたいのが満載。特に若い頃。70年代かな。ライブとかTV番組の収録もの等の寄せ集めなんですが、これって別にNG集ってわけじゃないよね?というくらい変。ライブもやる気あるんだかないんだかよくわからないしTVのほうは演出センスも意味不明だし本人の表情がもう「俺はテレビってやつはどうも性に合わねえ」って顔してるし。なんかいまいち盛り上がらないんだけどその盛り上がらなさが面白い。ウェイロンってウィリーネルソンとかケニーロジャース見てるとやはり世界で売れる人じゃないって感じ。アメリカですごい人気がありながら日本で全然売れないジョニーキャッシュみたいな人もいるけどそれとも違う。なんか面白い立ち位置持ってる人だよなあ。
「Ol'Waylon」の数曲でかっこいいチキンピッキンが聴けるのですがDVD見るまではナッシュビル系スタジオミュージシャンのReggie Youngが弾いていると思い込んでいたのですがどうもウェイロン本人が弾いてるっぽい。DVDではギターソロは全部本人が弾いてました。

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久々の音楽ネタの久々のアーティスト紹介 [Artists,Songs,Albums]

カメラネタばかりの「ギター三昧」ってどうよ?と常日頃思いつつあまり音楽ネタを出さなかったのは単純に出せるネタがなかったからで、音楽に興味がなくなったわけでも何でもなく、むしろ裏では音楽欲求の方がカメラより強いのが現状です。ただただここに出せるネタがないだけです。
そんな中、数日前にYouTubeの「友達リクエスト」が飛んできていました。YouTubeの機能って結構いいかげんで、友達リクエストが来たときはメール通知が来るものなのですがなぜか今回は来なかった。たまたま別の人から他の友達リクエストが来て気づいたんですが、この人、Lee Mitchelさんというイギリス人で、一応ローカルのプロ(かどうかあやしいが一応金とってDL販売している)らしいです。
ひさしぶりにものすごく新鮮な気持ちで聴けたので是非ここでも紹介したいと思いました。
ルーツ的にはブリティッシュバラッドに根ざしているように思えますがストーリーテラー的手法ながらものすごく絵画的というのか「あーこういう写真撮ってみたい」みたいな想像力を刺激する何かがあります。ギターはもちろん、歌がすばらしい。
Webサイトではアルバムではなく一曲単位のダウンロード販売になっているようですが、この人ならCDで聴きたいなと思いました。アメリカンフォークの世界だとちょっといないような気がします。よほど自分たちのルーツを意識して音作りをしている人でない限りは。

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「ツギノ キョクワ トテモ フルイ デス」:ジェームステイラー&キャロルキング at 武道館 [Artists,Songs,Albums]

武道館なんて何十年ぶりだろう?こういう大きなコンサートに行く事自体、近年では珍しいことで、その前はいつだったかすら覚えていない状態です。ひょっとしたらソルトレイクシティで見たノラジョーンズ以来か?だとしたら6〜7年ぶりくらい。
1階席は2階席が屋根になってしまい音がブーミーになりやすいのですが、まあでも通路側のかなり見やすく、さほど奥まった席でもなかったので良い方だったかな。

JTとキャロルキング、二人で仲良く登場。バンドはまだ。
すごく意外で、すごく嬉しかったのはオープニングがBlossomだったこと。JTがこの曲をまだ大事にしていることが嬉しかった。気がつくとリースクラーが後ろにいる。。
そして次はキャロルの番。So Far Away。観客から大歓声が上がる。そりゃ上がるわな。
長丁場を意識してだろうか、二人ともあまりウォーミングアップしていないような気がする。JTはややコントロールしきれないみたいだし、キャロルはもちろんあの声なのだが張り上げるとガラガラ。
ああやはり歳には勝てないということかな。でも声のトーン自体が変わったわけではなくノドがあったまってないだけのように思える。鳥肌が立つほどではなかったが何十年も聴いてきたあの声がリアルタイムに聴こえていることが妙に不思議に感じられる。
バンド登場。ダニーコーチマーはどうもフロントハムのテレキャスターらしい。ブロンドボディのメイプルネック。アンプはフェンダーと思われるツイード2台。たまにビブラート系エフェクト使う以外はほぼ生音。

とにかく徹底して古い曲をやってましたね。JTはCBSに移籍後の曲、つまり「JT」以降の曲はほぼやらなかったし、キャロルは「つづれおり」はもちろん、The Cityの頃の曲も沢山取り上げてました。
で、バンドはというと。。やっぱラスカンケルかな。この人はすばらしいね。
そしてなにより、ここまで全員でリラックスできるのはやはりこのメンツだからなんだろうな。
とにかくこのはしゃぎっぷりは平均年齢60後半とは思えない。とくにキャロル。
「もう70歳近いんだからこれ逃すともう見れないかも」なんて思ってたがとんでもない。まああんたステージ駆け回るわ跳ぶわ回るわ、ニンニク注射でも打ってんのかというくらい元気なババアだ。
「ツギノ キョクワ トテモ フルイ デス」どうもこの人はただのカンペじゃなく少し日本語をかじった形跡がある。「チョット キューケー ニージュップン」
後半になるとやはり二人の声がどんどん良くなる。やはり良いコンディションを保てる時間は短くなっているのかな。後半にノドが一番良くなるようにウォームアップを押さえていたように思える。

なんていうのか、大したひねりもない、ちゃんとしたアレンジも改めてなされた様子もない。というかそんなものはこのメンバーには必要ない。このメンバーが揃えばちゃんとこういう音になるんだよと、ある意味そこが一番の聴きどころとも言える。少なくともボクはそれが聴きたかったし、ボクより年配の方々の中にはホントに「生きてて良かった」と思った人がいるんじゃないだろうか。
「あれ?何だっけ?あーそかそか。わははは」みたいな場面も多々あり、でもバンドってそんなもんだよね。ダニーのギターもかなりゴリ押しだけどいいんだよそれで。やっぱりボクのギターはこの人の系統に入るなあとあらためて思いました。

てなわけで極めて冷静に見ていたのですが、何だろう?色んなことを思い出していたような気がします。そう、いろんなことがあったんだよなあって。


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最近のヘビロテ:Tony Joe White [Artists,Songs,Albums]

昨年末頃から自分のバンドが何故か活発になってきています。
むろん全盛期ほどの気合いは入れようがないのですがこのバンドでやって行けそうな曲を選ぶという作業がこのところずっと継続していて、それはつまり選んでもなかなかうまく行かないものが多くてボツやペンディングになることもしばしばあるので、その分補完しないといけないわけで今は常に何か探している状態です。
普通はバンド始めたら時と共にレパートリーは増えてゆくものですが、どんどん減ってゆくという珍しいバンドです。
という中で最近のヘビロテはこの人。トニージョーホワイト。昔から好きではあったのですがバンドの参考に聴くという聴き方はしていなかった。もともとバンドの方はもっと黒人系のブルースが多かったのでちょっと違ってたんですね。
なんか「田舎のプレスリー」みたいなイメージが日本ではポップファンからもロックファンからもウケが良くなかったんじゃないんだろか。しかしこの人、めちゃかっこ良いスワンプロッカー/ギタリストですよ。ちゃんと聴く前は ブルックベントンの大ヒット曲「Rainy Night In Georgia」やプレスリーの「Polk Salad Annie」等の作者としてしか知らなかったんですが。
ギタリストとしてもサザンソウル/ファンク系のツボにハマるギターを弾く人で、スティーブクロッパー、ジミーノーランあたりを彷彿とさせ、ひょっとするとジョンフォガティなんかはすごくこの人に影響されているんじゃないかと。でも時代考証的にはほぼ同世代。。かな?
YouTubeなんかで映像探すと結構でてくるんですが、ほぼ一貫してストラトを弾いてる。へぇーと思ったんですがこの人のストラトってかなり特殊なんじゃないかな。音だけ聴くとテレキャスターと335にしか聴こえないんだけど。低音の弾力性がストラトっぽくない。アームユニット固定してるのかな?はじめからアーム無しストラトなのかも。たまにワウを踏むんですがそのときにちょっとだけジミヘンのような匂いがするくらい。ダンピングのゆるい15インチくらいの大きなスピーカーの付いたアンプ使ってるとか?とにかくボクは音だけでこれを「ストラトだ」とは当てられそうにないです。
なんていうのかな、大物アーティストには間違いないんですが、それこそR66沿いの小さなクラブで演奏しているローカルバンドみたいなライブ(しかも基本はトリオで!)がすごくいい。
iTunesにライブ盤がありますが内蔵マイク付きテレコで録ったとしか思えない「シャー」とかいう音源だったりして、しかもドロップアウトじゃなくてホントにテレコのボタン間違って押してしまったかのような音切れがあったりで1曲150円は80円でもいいのではと思える曲もありますがこのライブのおおらかさの前では妙に違和感がないから不思議。
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タグ:Tony Joe White
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30数年ぶりに再会:Midnight Specialのビデオ [Artists,Songs,Albums]

いやあ、やっぱ誰か持ってたんだな、この番組のビデオ。
ボクにとってはホント、超感動モノのビデオです。今から30数年前、ギターを始めた直後くらいに見たこの番組、ある意味ボクの音楽的指向を決定付けた、ボクにとっての宝物のような、タイムカプセルのようなビデオをYouTubeで見つけました。
このMidnight Specialというあっちの番組が当時毎週土曜の夜11時ころから放映されていたんですね.
放映されたその時点ですでに2−3年経っていたと思われボクが見たのと本国の放映時期にギャップがありますが、日本ではおそらく75−76年くらいの放送だったと思われます。「あーなんとかもう一度見れないかな」と思っていたステージのうちの二つを発見。残念ながらここ最近のマイリバイバルブームである(笑 Hot Tunaはなかったんですが、この二つはそれと同じくらいうれしいビデオです。

先ず一つ目はスティーリーダン。以前このバンドを記事にした時、「昔TVで見た」と書いたのですが、それが正にこれです。


まだ当時はバンドとしてライブやってた時期だったんですね。その以前の記事でボクは「デニーダイアスとジェフバクスターと誰かもう一人のトリプルギターだった」と書いていますが、どうもそれは記憶違いで、多分ウォルターベッカーのベースのことを見間違えたのだと思います。
やはり今見てもこいつらの演奏力ってのはすごかったんだなってあらためて思いました。このビシバシタイトな演奏は当時中学生だったボクには(しかもギター初心者だった)相当衝撃でした。もう忘れてしまいましたがこの曲は必至にコピーしました。

そしてもう一つがこれ。Bad FingerのNo Matter What。これももうボクにとっては一生モノの曲。
ピートハムが自殺する数年前のもの。未だに好きですこのバンド。
ビデオ貼付け不可と設定されているので下記リンクに飛んでください。
http://www.youtube.com/watch?v=LkAu3ijigeA
このMidnight Specialって結構カラオケや口パクが多かったように記憶してるのですが、
バッドフィンガーはちゃんと生演奏していますね。ちなみにこのビデオの冒頭一瞬映る女性はアンマレーですね。この番組のホスト役としてアンマレーとヘレンレディがよく出演していました。
これを見た数年後にバッドフィンガーのドキュメンタリーを偶然TVで見たのですがそっちもまた放映されないかな。
これらを見た頃から1−2年後にブルースにハマっていったのですが今でもブルース一辺倒にならないのはこれらのビデオが自分の中に深く根差しているからかもしれません。
いや、もう、ホント、感動。

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Ry Cooder その2:あれ?っと思ったこの写真 [Artists,Songs,Albums]

えー未だ中国ですがその話題はおいといて。。。
じつは前の記事で気が付いたんですが、この1stのジャケ写、なんか見覚えある。。。
Rycooder1st.jpg
と思ったらこれでした。
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これは昨年10月のバグダッドカフェの裏で撮った写真なんですが。。。似てる。。
でももしこれとおんなじだったらライクーダー、小人並みの背丈ってことになるな。。。。うーむ。。
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Ry Cooder : 祝500回記念!といいつつあまり考えてないのでとりあえず。。。 [Artists,Songs,Albums]

えー実は今中国におります。500回記念が中国の話題っていうのもなんだかなあと思うのですがビデオとかも作ってないしとりあえずこの人でも取り上げてみようかと。
あ、その前に500回を記念したわけじゃないですがカテゴリーを細かくしました。CDレビューもギターもベースも録音も「音楽」にまとめてるのもあまりに大雑把過ぎなので。これを機に過去の記事も探っていただけるとうれしいです。

で、ライクーダーだ。。というのも年末に冬休み引きこもり対策でDVDを物色していたらライクーダーのスタジオライブDVDがでていたので買ってみたわけです。
RycooderDVD.jpg 2500円てやけに安くね?とやや胡散臭さを感じて買いましたがやはり思ったとおり。
後半はテープが回っている映像が延々と続くのみ。これで4800円とか言ったらさすがに怒りますがまあ価格相応。
この人はもちろんずっと昔から知ってますが、どうもピンとこないのはこの人がとかく「スライドギターの名手」と呼ばれていること。
いやもちろん名手には違いないのですがそういう括り方ってなんか違和感があって、もう少し大きい捉え方をしないとやけにピンとはずれになってしまう気がするのですね。黒人音楽とかブルースっていうのも外れてるしね。
自分なりにこの人の形容として一番しっくり来るのは「伝承者」かなっていう気がします。それもアメリカンミュージックの。
たしかにキューバ音楽のプロデュースとかもしてるけど、この人自身がなにをしたか?って考えるとやはりアメリカンミュージックなんだと思います。それも肌の色に関係なく庶民の、弱者の声を代弁する歌を語り継ぐ伝承者っていうのかな。
この「伝承者」という言葉をあえて使ったのはこの人の立ち位置ってのがすごく微妙な気がするからなんですね。
たとえば、この人の根底に強くあるのはウディガスリーだと思うのですが、ウディへのリスペクトの形がディラン等とは全然違うんですね。
自分ありきでなくウディありきで音楽を作り、そこにライクーダーとして何を加えるか、それが彼自身が考えるギターやトータルサウンドの美意識であったりするんではないだろうかと思うのです。ブラインドブレイクやマッスルショールズやマウンテンミュージックに対しても同じ。自分はこれらを伝えなければという使命感プラス音への美意識っていうところが大きいのではないかと。
でもその中でもウディへのリスペクトはことのほか強い気がします。最近リリースされた物語本付きCD「My Name is Buddy」なんかはまんまウディ物語みたいに思えるしね。
MynameisBuddy.jpg これなんてホント、スタインベックの「怒りの葡萄」や「ウディガスリー物語」を髣髴とさせるストーリーですよね。
自分の音楽を作ること以上に「伝えること」を本分と考えているように思えてならないんですよこの人は。
だから音的なこだわりがものすごく強い。ここにこだわらなければライクーダーの存在意義なしとまでに考えているんじゃないかな。
であるがゆえに音的なリスナーとの相性も良い悪いがはっきりしていて、駄目な人は駄目なんですよね。
僕も「Bop Till You Drop」以降の数枚は駄目。「JAZZ」を除いて。
Bop~はかなり初期のデジタル録音ですが音が現実離れしたクリアさで居心地が悪い。
というわけでやはり僕はファーストの「Ry Cooder」が一番かも。あまり順位は付けたくないですが一番よく聴いているのが多分これ。
Rycooder1st.jpg
ちなみにストーンズのセッションに呼ばれたときの「ホンキートンクウィメンパクリ事件」は有名な話ですが、キースのスタイルはライクーダーがいなかったらだいぶ違っていたように思います。オープンGのアプローチなんかが。

ライクーダー、アメリカの田舎を走るときは必ずもって行きます。
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そう、今はこういうのがいい感じ。という2枚 [Artists,Songs,Albums]

アルクーパーの記事で音作りの話をちょっとしましたが、どうも最近はカチッとレイアウトされた音っていうのがイマイチなんですね。なんかこう、エッジの立ったハイハットが右端にいてやたらローを強調したベースとバスドラがセンターにいてその周りになんもなくてみんな両端に拡げられて後ろをシンセがぐるりと囲んで。。みたいな音。なんか疲れるしウソっぽいしノリもウネリも伝わってこないし。
もちろんそういう音作りのスタイルだから成り立つ音楽もあるんで否定するわけじゃないんですけど。
ただ音作りの選択肢は沢山あるんだから、自分のしたいこと表現する為にときには思い切った音作りもして欲しいなあと思うわけです。
YouTubeの「Weight」でベースを弾いてくれたフランスのTimさん、じつは自身のインディジャズレーベルを持っていて、ジャズコンボでの録音はビンテージマイクでモノラルで行ってるんだそう。この人決してガチガチにジャズしか聴かない人ではなくて、自分のビデオはディスコ系とかAOR/BCM系が多いし、裏でゲームの仕事とかもやってるらしいし(笑。でもこの人みたく自分のコンボはモノラルで一発で録りたいと思った時にそれが出来る現役エンジニアがいないとかいう状況になったら寂しいよね。

それに近い状況はじつは起きつつあって、何年か前にノラジョーンズのライブをソルトレイクシティで見たのですが、このときPAが最低で最後まで見てられなかったという経験があります。このPAスタッフはこのやり方しか教わらなかったのかな?バスドラは「ガツッ」、スネアは「ダァーン」、「ガツッ、ダァーン」、ベースは「ガリーン」。。お前誰のコンサートやってるかわかってんのか?ノラジョーンズだぞ?アメリカでさえ今はこうなのが現状です。

そんな中、こんなのを見つけました。
『Roll With You / Eli "Paperboy" Reed & The True Loves』
EliReed.jpg
わははははここまでいくと趣味。60年代丸出しの音。モノラルじゃないけどほとんど真ん中からガツンと来る感じ。
決してエッジーでなくタイトでもない。リズムはどちらかというとユルい。ひょっとしてこれをマルチで左右に散りばめたらエライことになるかもしれない。でも真ん中に凝縮するとそれが心地よいノリになってくる。
ベースがウッドベースなんで脈が少し遅れてくる感じは意見が分かれそうで、プレベ+アンペグを少し遠くから鳴らす方がひょっとしたら「迫る」かもしれませんけど、このユルさはウッドで正解かも。
ビンテージのグレッチみたいなスネアとか、いいんだけどこだわりが鼻につく寸前(笑。これは良い方に解釈しよう。
P-Vineじゃなくてもう少しメジャーなところから出ると快挙なんだけどな。

もう一枚は『Some Bridges / Fred Martin & The Levite Camp』
FredMartin.jpg
これはジャクソンブラウンのサポートメンバーで構成されたグループらしいですが、ホントかね。最近のジャクソンブラウンはこういう人たちとやってるの?へえ。
ジャケットが面白い。本人のファッションは今風なんだけど背景のイラストが今は亡き「ハンター」で600円くらいで売ってそうな無名ソウルグループのジャケットみたいで(笑。
音は結構意外なほどユルくて、一発録りではないのにセッションぽいリラックスした感じが全編漂ってます。
ジャクソンブラウンと本人の共同プロデュースらしいですが年寄り主導だとやはりこの辺のバランスに落ち着くんでしょうか。
あまりカチッとせず疲れない、昔のR&Bのニオイもあり、ちょっといい拾い物をした気分です。
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