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アメリカ的なるもの:幼少の記憶 [USA Pics]


アリゾナ州ウイリアムスのガススタンドに掲げられていた巨大星条旗。

えーやっと暫定プリントが終わりました。このところ毎晩10〜30枚くらいずつプリントしていたのですがめぼしい写真だけをピックアップしても総数約150枚。クリヤファイル4冊分。エライ作業です。後日色味等気に入らないものは現像からやりなおすとしてとりあえず一段落。

さて今回は町や場所でなくテーマで集めた未紹介の写真です。「アメリカ的なるもの」。ボクにとってのそのテーマというのがそのままこの旅の目的のひとつになるのですが、多分皆さんはボクが音楽的イメージとの結びつきからこの地にハマるようになったと思ってらっしゃるでしょう。実は全然そうではないんです。ボクが音楽にのめり込むよりもっと過去の記憶からなんですね。
ボクが物心ついたのが大体昭和30年代が終わり40年代に入ろうかという頃なのですが、当時は川崎の元住吉という所に住んでました。ここは工場街でありまた羽田空港も比較的近い場所です。進んだ技術や製品はまだアメリカから入ってくる時代でした。成田空港はまだなく、羽田が日本の玄関だった頃なので、建物や施設、看板等、アメリカナイズされたものを見る機会はとても多かったんですね。
初めてユタ/アリゾナを旅したとき実は何か非常になつかしいものを感じました。ボクが地元や羽田で見たものがまだそのまま残っているような気がしたんですね。



もう少し細分化してみるとその懐かしいものがだんだんわかってきたのですが、
それはペンキに塗られた木材や板金だったようです.プラスティックや樹脂材料がそういう建材のような大きな材料としてはまだ一般的ではなかったんですね。
ペンキに木材、板金って、光があたるとかなりいびつ見えるんですよね。塗りムラや、サビなどで朽ち果てペンキがぺりぺり剥がれた状態とか。
なんのことはない、ボクにとっての「アメリカ的なるもの」って実は遠い過去の日本の記憶だったんです。


樹脂系材料って金型成形が基本ですから最近の建造物っていびつな反射をしないんですよね。


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ベアトラック

年が一緒のせいか、アメリカに対する感覚がほぼ一緒ですね。
日本人のクセに、何故か懐かしさすら感じてしまいます・・・今回もいいなぁ~
アメリカの片田舎の雰囲気、大好きですよ。
何度もスクロール アップ&ダウンを繰り返してしまいました(笑)
by ベアトラック (2007-10-03 06:48) 

GOMENTE

ボクらにしてみれば一番遊んだ時期であり純粋な好奇心が一番旺盛だった時代ですよね。親にしてみれば苦労の絶えなかった時代、ボクらより若い世代にはテレビや映画でしか知らない時代ですかね。日本の変わり方がいかに速いかでもあります。小さい国土と単一民族、いまより所得格差の小さい時代だから価値観に大きな差がないことが急速な変化をもたらしているのかなという気がしました。
by GOMENTE (2007-10-03 08:31) 

YAP

私は出張でアメリカに行くまでは、アメリカに対する興味がほとんどなかったので、先入観なく景色を見ることができました。
最初の地がアリゾナだったせいか、あの赤い大地が私にとってのアメリカです。
by YAP (2007-10-05 08:00) 

GOMENTE

Yapさん、どうもです。アメリカって不思議ですよ。時間の流れ方がバラバラな感じで(笑。
じつはこういったデジャヴ感はアリゾナだったからではなく、サンタモニカ辺りでも感じたんですよね.フォードムスタングは未だにあのデザインでフツーに町を走ってるしね.
日本でもよく見かけるクライスラーのビンテージカーみたいなやつ(PT Cruiser?)、結構沢山走ってますね。これが「アメリカーナ」ブームってやつなのかな。。
by GOMENTE (2007-10-05 23:20) 

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