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7ヶ月ぶりの動画:Glendale Guitars テレキャスター+Matchlessデモ [Demo Tunes]

前回の動画がギルドのStarfire Bassを2ピックアップにしたデモだからもう半年以上YouTubeは放置だったわけだ。。。
Glendaleのテレキャスターではなにかデモを作りたくてベーシックトラックもある程度作ってあったのですがその後アンプで色々つまづいて今に至ってしまった次第です。
アンプの録りは基本Axetrakで行うので、いわゆるそのアンプの箱鳴りというものは完全にシャットアウトされるわけですね。じつはそういう録り方をするとフェンダー系のアンプはすごく不利で、Axetrak経由だととても同じアンプと思えない音になってしまいます。結構フェンダーアンプのキャビ板ってベコベコなんですがあれが音に艶を乗せているんですね。ヘッドだけじゃフェンダーの音はしないと。
逆にマッチレスみたいにがっちり頑丈なキャビで音をパーンと前に押し出すタイプのアンプはAxetrakで録っても差が少ない。もちろんスピーカユニットは違うんでそのままの音にはなりませんが、まあ扱いやすい。単体で鳴らすより少し歪みが増す感じがしますが今回は長い間ご無沙汰していた手前、元気な音でいきたかった。いや元気ったってね、トシですから知れてますが。

今回の曲は今の時代に生きている名もないローカルブルースバンド的な想定です。
大事なポイントは「町から町へ渡り歩くバンドの音」というところ。これがボクのイメージ。どっかのハウスバンドみたくその場に定着しているバンドの音ではない、というのがポイント。
だったらGlendaleのテレキャスにツイードアンプだろーって思ったんですが上記の問題でなかなか思う感じにならずマッチレスになったと。
でもここ数年、機会あるたびに西部のど田舎のローカルバンド見てますけど皆さん結構高いアンプ使ってたりするのね。Dr.ZとかBadCatとか。でもビンテージじゃない。やはり耐久性最重視ということでしょう。でもPeaveyじゃやだと(笑。修理してくれる製造元が存在しててくれないと仕事にならんですもんね。
マッチレスは以前の記事に書いたように改造したものです。オリジナルLittle Monsterよりシャープな締まった音になってると思います。
リズムギターは70年代プリンストンアンプです。トレモロ使いたかったので。Glendaleを買った時最初に出したかった音はPop Stapleみたいな音。なのでこういうリフにしたかった。

ベースはカスタムショップの59プレベ。なぜか今回はテレキャスターベースがあんまりしっくり来なかった。ドラムをかなりモダンにしちゃったからかな。ディープな音にするとやっぱなんか変でした。
というわけで90年代以降アメリカのどこの田舎にもいそうなローカルバンド風サウンドをやってみました。


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やっとできた:Guild Starfire Bass DEMO [Demo Tunes]

昨年11月くらいから着手してようやくできたデモ。Fred HammonさんのDark Starピックアップを67年製Guild Starfire Bassに取り付けたのでなんかデモをやろうと思って、Hot Tuna の曲で手頃なのを探していたのですがなかなか見つからず、バイオリン打ち込みという考えただけで頭痛くなりそうな作業を覚悟の上で「Uncle Sam's Blues」を取り上げてみました。
ベース改造後もジャックキャサディの歪みってどうやったら出せるかに頭を悩ませていたのですが色々試して一番近かったのが意外なことにHartkeのBass Attackというペダル型のベースプリアンプ。
こいつにはHarmonicsコントロールというツマミがあるんですが、まあ言ってみればディストーションです。こいつで歪みの量を調節して元音にミックスしてやるんですが、こいつの歪みがどうもジャックが出すブリブリした歪みに一番近かった。ていうか嫌になるくらい他のディストーション/ファズ系ペダルが似ない。RATとかMXRとかも試したけどどうもイマイチ。元々持っていたHartkeが一番近いというのがなんか悔しいけどまあ一応満足のいくペダルが見つかったんで良かった。
曲の方は映画「フィルモア最後の日」でHot Tunaが演奏しているエレクトリックバージョンの「Uncle Sam's Blues」をモチーフにして、ていうかパクってそれ風に仕上げました。
バイオリンはmiroslav philharmonikというその筋では有名なストリングス音源ソフトのLite版を使いました。このソフトは確かに弦の音源としては有名なんですがこっちが欲しいのは黒人の弾くブルースフィドルなんで、かなり畑違いの音しか出ない。粗野でアタックガリガリなバイオリンが欲しいのだけどさすがにそういう音はない。で、どうしたかというと通常のクラシックバイオリンの音色にスタッカートの音を重ねました。これが意外と使える。
原曲がライブバージョンなんでドラムの手数がやたら多いとか、今回はとにかく打ち込みのほうで手を焼きましたね。ところどころ手抜きがあります。
ギターの方は74年ストラトを使いましたがこれひょっとしたらYouTubeに初めて出すかも。
ボーカルパートはCrewsの335で弾きましたがあらためて聴くと結構すごい音がするな、これ。
このボーカルパート、なんかNHK「減点パパ」のテーマソングの日吉ミミバージョンに似てるな。。。って言ってもこれがわかる人は少ない。。。



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半年ぶりに復活YouTube : Lollar チャーリークリスチャンピックアップのデモ Vol.2 [Demo Tunes]

あー疲れたわい。超久しぶり、4月以来のYouTubeビデオです。
GWにJason Lollar宅にお邪魔したときにゲットしたテレキャスター用チャーリークリスチャンのリアピックアップ、もうだいぶ前にマウント済みなんですがデモを作ろうと思いつつそのまんまにしていたら、昨年アップした同フロントピックアップのデモにアメリカの19歳の少年から「リヤピックアッップのデモを聴かせてくれ」とリクエストが来てしまい、そうだよなあやらにゃいかんよなあとやっと重い腰を上げた次第。
やっぱやるなら前回フロントピックアップの時と同様、ビッグバンドスタイルのジャンプブルースで行きたいんですがあれって打ち込みがめんどくさいんですよね。時間かかるしね。
曲もインストならバックもソロ弾く用にまとまりやすいんですが歌ものをアレンジするとギターのスペースが余り気味になってまとめにくい。
正直今回も結構辛かったです。普通こんなに延々とソロ弾きませんて。最後の3コーラスくらいは指が疲れるし爪は割れて引っ掛かるしでほぼ力ずく。
曲はコリンジェームス風の、っつったってコリンジェームスがマイナーなので「風」と言ってどれだけ意味あるか。。テキサス系ロッキンブルースです。
50年代ジャンプブルースとあえて言わずコリンジェームス風と言ってるところのこだわりはドラムスです。ブライアンセッツァーの弟分みたいな年代の奴ですから、ドラムスだけはビンテージドラムではなく今風のセットであるという想定で作りました。で、「今の人が昔の曲を昔っぽくやってる」風にするため、あえて高域を落とさずむしろ少しドンシャリ気味にしてます。ここらが前回のフロントピックアップの時との違い。まあ超無駄なこだわりですが。
で、やっぱりロッキンジャンピンブルースですから元気にいきたいわけです。ここでWaves API CollectionのプラグインEQの出番。今回ドラムスとブラスにかけて高域と低域を2dBずつ上げましたが、やっぱAPIって気持ちよく元気にするには一番です。こいつはホント、買って良かったかも。
あくまでデモなのでメインであるギターにはエフェクトは一切かけていませんが、アンプがOahuなのでそれだけで少しクセが付いたかも。リバーブは曲全体にかけてます。
あと、今回から2ch分常設してあったチャンネルストリップ、Trident 4Tを一台減らし、替わりにAMEK9098DMAを久々に復活させました。自室で使っている限りでステレオ2chで録るケースはあまりなく、それより1chずつでいいから違うマイクプリがあったほうが音の幅が広がるので。
今回のギターに使ってるマイクプリはAMEKです。

肝心のLollarのリヤピックアップですが、さすがにフロントピックアップほどの個性はないのですが、高域のやや落ちた乾いたトーンで、よく言われる「意外と似てるテレキャスとレスポール」のちょうどその共通点の部分の音かも。で、さらに面白いのはフロント+リヤにすると、そのどちらにも似てないギラリとした、オーティスラッシュがたまに出すセンターポジションの音みたいのが出て、つくづく面白いピックアップだと思います。
最近YouTubeにこのピックアップの音のデモを上げる人が何人か出てきて、みなジャズギターの音を出そうと懸命になってますが、このピックアップの醍醐味を誰も理解してないような気がします。(一人だけ大変ユニークなスライドギタリストがいますが)
ジャズギターの音出すならそれがテレキャスターである意味がどこにある?なによりJason本人が一番良くわかってるはずでこのピックアップはそういう意図で作られたものではないと考えるべきだと思います。なにしろJason 自らクランチで鳴らしたときのデモをアップしていて、「ちょっと歪ませるとCoolだぜ」と言ってるくらいで。Jason作のもう一つの変態ピックアップにストラト用ラップスチールピックアップというのがありますが、ここでも「これでハンドドッグテイラーやると最高だぜ」みたいなこと言ってますしね。これで彼の指向がわかりますよね。



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直前ですが。。デモビデオ:Water Song : Hot Tuna Cover - 67Guild Starfire Bass Demo [Demo Tunes]

アメリカ出発前にこいつを片付けておきたくてようやくアップ。
先月シカゴのお店から個人輸入した'67 Guild Starfire Bassのデモ。
これ、どんなデモをしようか迷っていたのですがとにかくジャックキャサディが好きで買った
ベースですからやるならホットツナ風とかホットツナそのものとか、になるわけですがホットツナ風
ブルースってのを考えるとどうしてもフィドルが欲しいなと思ったので、フィドルのないインストっ
てことでこのWater Songに決めました。
で、このWater Songはどう考えても完全コピーかそれに近いものじゃないとつまらないんですね。
そうするとヨーマカウコネンのアコギを完全コピーしないといけないわけでそれが結構ハードなん
ですよね。
なので結構練習に時間を費やしていた関係で旅支度をほっぽってこんなのを作っていたと(笑。
あとはこの曲のジャックの音はかなり特殊なのでなかなか近い音が出ないのも時間がかかった
要因のひとつですね。結局あまり似せることはできなかったんですが、ジャックが当時VersaTone
というバイアンプ(高域と低域を別々に増幅する)のベースアンプを使っていたという情報をヒント
に、こんなことを試してみました。即ち:
まずアバロンU5 だけを通した素に近い音でベースパートを録音。
その録音トラックをもう一つコピーして各々別のエフェクトをかける。一つはEQで低音を強調、高域
はカット。もう片方はEQはかけずにディストーションをかけてみる。それでもまだサステインが足り
ないのでその後にコンプをかけてみる。こちらはディストーションのせいで低音は勝手になくなって
くれているのでEQ不要。で、低域トラックの方がドゥンという感じで少し遅めにアクセントがくるの
で、こっちのトラックだけ少し時間的に前に移動。
ベースはこんな風に作ったんですが。うーんちょっとデフォルメしすぎかも。
アコギはCrazy Loveのときと同じように、Taylor310に内蔵したLRBaggs Dual Sourceピック
アップをアバロンU5に通した音とコンデンサマイクAKG C414で拾った音とのミックスです。もちろんCrazy Loveのときと同じようにRadial Phazerで位相補正をしています。
で、ミストーンやリズムの乱れを目立たなくするように2回録音して混ぜています(笑。こうしない
とはたして何テイクでOKになるかわからないので。
ドラムはかなり暴れさせたのですがあんまりやると気が狂いそうになるのでそこそこに。
結果的には「ここまでローを出さんでもいいだろー」と思うような音になりましたが、アコギがオリ
ジナルよりかなりキラキラした感じになったので、それほどアンバランスではない感じ(笑。
まあまあ雰囲気でてるかな。。さあ、旅支度しなきゃ。



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ビデオ「R66Tribute」の追記 [Demo Tunes]

先の記事を書いた時は深夜にビデオ出来上がってYTにアップしてその後だったもんで半分眠った状態で書いてましてまあ日本語のひどいこと。
少し追記させてもらいます。まずR66現地で実際に撮った映像について。
オープニングの映像はカリフォルニア州のDaggett。このクロスロードに着く直前に、道路に描かれたR66のマークに気付き、うまいことビデオに収めようと、じつはここを2−3往復してます(笑。ちゃんと「ミスターボージャングル」がカーステから流れるようにしたのも仕込みです(爆。
サンヨーザクティからソニーHDR−TG1に換えて驚いたのは映像だけでなく音質の良さも。
全然そのまま使える。ザクティはとにかく音声がダメなんでライブ撮るときなんかは必ずハンディレコーダで別途録ってあとで編集ソフト上で入れ替えてやらないといけなかった。TG1ならそのままいけそう。

さてその次の、サンタフェ鉄道の機関車の映像、これはバーストウです。旧駅舎から撮りました。
そしてワインディング。これはアリゾナのOatmanを抜け西に向かうところの山越えのシーン。最も険しいとか噂がありましたがこのくらいの程度です。全然大丈夫です。

次のガンファイト。これが有名なOatmanの観光アトラクション。これはアトラクションほぼ丸ごと撮ってあります(20-30分くらいかな?)。銀行を襲った二人の、金を巡る仲間割れという設定の寸劇。

最後の、列車と競争して走るシーンはKingmanからSeligmanへ向かう途中。ほとんどまだKingmanを抜けきってないあたりです。


ギターの方ですが、今回初めて録音にLollar P-90を使ってみましたが、こいつはやはりクリ–トーンよりクランチ以上の歪みで本領発揮というピックアップですね。クリーントーンはわりとフラットで意外にそっけない感じ。しかしクランチくらいになると芯のある、やたらヌケの良い元気な音が出ます。今回Crewsテレキャスターで似たようなクランチトーンのリズムギターを弾いて混ぜたのですが案外しっかり分離してあまりフェーダーを上げないでもよかった。Lollarさん、絶対この位の歪みを目標に音作りしてるなってはっきりわかります。

嬉しいニュースとしては、このビデオ、ミズーリ州セントルイスのR66端にあるギター屋さんが自分とこのウェブサイトに貼付けてくれていること。お店からはお誉めの言葉をいただきました。「こいつを降ろさないで(削除しないで)くれよな!」とも(笑。
リンクはこちら。これで本場公認のビデオになった??(笑
http://www.route66classicguitars.com/aboutus.html
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色んなメディアごちゃまぜムービー(笑:Route66 Tribute [Demo Tunes]

HDR-TG1.jpg
さてさて、ここんとこあり得ないくらいの忙しさが続いてまして、作りかけのビデオがさきほどようやく完成しました。
実は昨年の夏にソニーのHDR−TG1というメモリーベースのコンパクトハイビジョンカメラを激安で入手しまして、実は昨年10月のデスバレー〜アリゾナの旅に持って行きました。ビデオマニアの方は色々ご意見あるでしょうがボクはこいつで撮ったハイビジョン映像にかなり感激しまして、今年の旅も楽しみが増えたと喜んでいるわけです。
が、AVCHDっていうのはPCに取り込んで編集、という段になると途端に厄介になりまして、特にMacとの相性はあんまりよくない。アップルが元々この方式を支持してなかったこともあり対応が遅れたみたいですね。
一度展開しないといけないのでディスクを相当食うしね。
まあともかくテーマはR66ということでデスバレーの映像は今回は使わなかったのですが、DaggettやOatman,Kingman,Barstowなんかの映像を使ってみました。
静止画は昨年までに撮り貯めたR66の写真ですが若干古いのも混じってます。(S1-Proの時代か?)

ギターの方は、まだ未公開だったかつての愛機、ギブソンES-135を使ってみました。昨年こいつのP-100をLollarのP-90に換えたのですがそれっきり使う機会がなかったのでこいつのデモを兼ねて。
リズムギターはひさびさのCrewsのテレキャスターです。
ベースは昨年末に導入したエピフォンのジャックキャサディベース。
このラインアップでR66と言えばもうシンプルなR&Rで決まりでしょう(笑。

数年前にR66の町、Seligmanに立ち寄ったとき、ギフトショップのおばさんがラジオ(テープか?)から流れるチャックベリーのリトルクイニーに合わせてノリノリで歌ってたのがすごく印象的で、そんな元気なR66をイメージしました。
同じくSeligmanに住むフランクさんが先日YouTubeデビューしたのでお祝いの意味もあり(笑。

というわけで映像はこちら、なのですが。。。なんかアップロードしたらえらくボロボロの画質になっちゃったなあ。。m4vは相性悪いんだろうか。
謎がわかったらそのうちアップし直すかもしれません。とりあえず今はこれ。



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4ヶ月ぶりのビデオ:「Crazy Love」 [Demo Tunes]

30数年ぶりの話題の次は4ヶ月ぶりの話題です。
ひさびさにビデオを作ってみました。今回はあまりデモ色を全面に出さないつもりで作りましたが事実上ナショナルリゾネーターのデモみたい、かな?
曲はヴァンモリソンのCrazy Love。冒頭から導入部はライクーダーの「Dark end of the street」がヒントですが思い描いていたのは「ウッドストックサウンド」。ウッドストックといってもコンサートじゃなくてその村のことです。ザバンドやオーリンズやジョンサイモンなんかがワイワイやってたコミュニティ的な界隈の音。
今の感覚で言うとちょっともっさりしていて、ブーミーなベースで音が割れる寸前、だけどあたたかい、という感じ。
しかし正直、YouTube前提だとビデオ作らないといけないんでそれが面倒臭い。録音中にビデオ回すと気が散ってよくない。ビデオカメラの設置とかメモリーがあと何分とかバッテリーが保つかとか録音ボタンと録画ボタンを押さないといけないしミスったら両方止めてまた両方スタート。。しかもミックス終わったらビデオ編集しないといけないしね。なので作ろうと思っても気が重くてなかなか始められない。
でもYT上に友達が出来ると「次のはいつ作るの?」とか「最近アップしてないね」とかメッセージが来るのでやはり継続しなければと思いますけどね。。。

ま、デモ的なテーマは弱いけど、ネタとしては悪くない。
今回の新兵器は実はギターじゃなくて録音機材。ベースやギターのプリアンプ、DIなんかで有名なRadial社の「Phazer」を試してみました。これは昨年10月のデスバレー周辺旅行のときに、帰りがポートランド経由になったので待ち時間にDonnyに空港までもってきてもらったもの。Radial、むこうでは安いんですよね。
さてこのPhazer、何するものかというといわゆるフェイズシフターではありません。似てるけど。
ピックアップ付きアコギを、マイクとピックアップ両方で録音する時など、お互いの位相差が問題になることがあり、位相関係が良くないと音痩せが激しくなったりするんですがそれを補正するためのもの。普通はマイクの立てる位置などで調節するんですがこいつは直接位相をいじることで同様の効果を得るわけです。
会う前からすでにDonnyが大絶賛。
「こんなのよほど音にシビアなエンジニアじゃなきゃわかんないものだと思ってたけど驚いた!すんげえ変わるんだよ!ウッドベースにちょっと使ってみたんだがこれはいいぞ!」とべた褒め。
たしかに位相つまみを回すと芯がしっかりして前に出たり柔らかく後ろに下がったりしてかなり面白いし、ソロ楽器とバックで設定変えたりしたら面白そう。
もうひとつはいわゆるDSPボックスなんですが、昨年5月に同じくポートランドでDonnyの店から買ったユニバーサルオーディオのUAD-1。今回はトータルEQでNeve1081を使ってみました。


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2008年はどうだった?:[YouTube編] [Demo Tunes]

もう今年もあとわずかということで、2008年はどんなだったか?仕事以外で(笑 振り返ってみようと。
大きくは音楽活動とアメリカ写真という例年のアクティビティなわけで、それに付随した形でゲットしたモノの数々。。ということになるのかな?
今年は特に新しいことは何も始めていないのでそれらのアクティビティを、具体的な場となった[YouTube編]、[アメリカ写真編]、そして[物欲編](笑、に分けようと思います。
で、今回は[YouTube編]。
意外なことに今年はずいぶん動画を作ったんですよね。大作小品合わせて11本(少ねーよ!)。
その中でとくに印象深いのが2本。まずはやはりこれ。「The Weight」。



なんかもう数年前の出来事のような気がするのですが、そう、これ、今年作ったんだよな。
オランダ、アメリカ、カナダ、フランス、オーストラリア、日本の6カ国のYouTuberで作った国境なきバンド(笑。
この人たちとは今でも仲良しです。各々わりとしょぼい機材で収録したわりにはまあいい感じに仕上がったのは
やはり絵や音のクオリティといったことを超えた何かハプニングみたいなものが起きたからかなと思います。
そう、偶然かもしれないし人選が良かったからかもしれないけど、とにかくこのメンツじゃなきゃこうはならなかったと
思っています。実は次を作ることも考えたのですが、このメンツ以外で、と考えたら何も浮かばなかったんですね。
次に何を作ってもこのThe Weightのようなハプニングは起きないだろうと、そう思ったら何も作れなかったんですよ。
このビデオ、オランダ、カナダあたりで結構な反響をいただきまして、オランダ少年Danny君名義のビデオでありながら
ボクのチャンネルにも沢山の方が来てくれるようになりました。他にもいろんなコラボがYouTube上に出てきましたが
これを超えるものはなかなかないと今でも思っています。やはり音楽性、役者性、素人っぽさ等々すべてばっちりハマった
結果と思います。
ただ。。思ったほどViewが伸びなかったなあ。いまでも1万に届いてないですからねえ。Dannyの宣伝の仕方が悪いなきっと(笑。

もうひとつはこれかな。



これがきっかけでピックアップビルダーJason Lollarと友達になったことはホント、ボクにとってはものすごいハプニングでした。
たまたまポートランドからクルマで行ける距離の場所に彼のオフィスがあったこともまた偶然かもしれませんがYouTubeが縁で
本人に会うとはまさか夢にも思わなかった。ホント、何が起こるかわからんです。
Lollarさん、気さくで真面目、いい人ですよ。来年、ちょっと彼にピックアップの相談を持ちかけるかもしれません。
なにしろ変なもの作る人なんで。内容はまだ秘密ですが。円高のうちに(笑。

他のビデオも一つひとつ必ず新しいトライアルを入れて作っているのでどれもまあまあよく出来ているとは思うのですがやはり
所詮はデモビデオの域を出ないものばかりなんで、来年は自分の音楽っていうものを何か作れたらと思います。
とは言ってもすでにあといくつかはデモの予定がありますが。

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Fender "Elvis Costello Jazzmaster" with Lollar pickups Demo [Demo Tunes]

あー面倒な動画作っちまった。さすが疲れるわい。
先日ゲットしたエルビスコステロジャズマスターのデモができました。今回よせばいいのに元のピックアップとの比較ビデオという形を取ったため作る手間が一気に2倍。途中であーやめとけば良かったと思いましたが作り直すと3度手間。
Lollarに換えたインプレッションがさほど劇的に変わらないのでおかしいなと思っていたら、どうやらこのコステロモデルに付いている元のピックアップがそもそも今の62年ビンテージリイシュー(つまりフェンダーUSAの現行品)と違い、コステロモデル用に作られた"Special Designed"ピックアップなのだそう。現行品との比較でコステロモデルのほうが全然良いと思ったのは塗装だけが原因じゃなかった。そもそもピックアップが違うと。
だからそのままでもかなりいい線いくんですが、今回のジャズマスター熱はLollarんとこで弾かせてもらったのがことの始まりですでにLollarのピックアップ仕入れた状態でコステロモデル発売を待っていたわけですから換えないわけにいかない(笑。
で、換えてみたら?コステロモデルのオリジナルピックアップとの違いはさらにファットで固くならないというところでしょうか。

で、今回はちょっとJB風ファンクスタイルでやってみました。なんでJB?じつはかねがね思っていたことがありまして、それは「みんながテレキャスターだと思っていた録音はかなりの確率で実はジャズマスターだったんじゃないか?」ということ。
昨日、行きつけのリペアのお店でもそんな話が出ました。モータウンとかもね。R&B系はジャズマスター愛用者が密かに多かったんじゃないかという気がします。だからほんとはジュニアウォーカー&オールスターズ風の曲とかが良かったんですがギターのデモでメインが打ち込みのサックスってのもどうよ?と思いJB風の曲をやっているアルバートコリンズみたいな?やけにニッチなデモになってしまいましたが(笑。
ちなみにベースは初出しのカスタムショップ59プレベ。アンプはオアフではなくオレンジを使ってます。


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Lollar Charlie Christian for Tele のデモ:Strollin' with GOMENTE [Demo Tunes]

ちょっといろいろあって遅れ込んでいたLollarのチャーリークリスチャンピックアップのデモができました。
いろいろっていうのはやはりオケ作るのが結構大変だったからなんですが、今回他にも新機軸が2つ。
一つはホーンセクションの導入。といっても打ち込み音源ですがこれが使い方次第ではなかなかイケるKick Ass Brassというギガサンプリング音源。だいたいにおいてブラス音源はがっかりさせられることが多いんですがこいつはかなりリアルに作り込んであり、結構楽しいです。
もう一つは久々にギターアンプの新規導入。Oahuっていうアンプなんですが1940年代くらいからあったみたいですね。たぶんスティールギター用アンプとかで。これはJester Productsというガレージメーカーが手がけた復刻版。「キースリチャーズが楽屋で使っている」ことで有名になったアンプで、数年前に試奏したことがありますが、かなりまんまキースの音が出たので笑ってしまった記憶があります。そのとき鳴らしたのはEL84ベースのコンボタイプだったのですが、今回購入したのは6V6ベースのアンプヘッド。真空管もスピーカも違うので当時の印象とはだいぶ違いましたが、キースのようにコードが塊でがつんと出てくるようなクセの強さがない代わりにリッチで反応が良く、もっと融通がきくタイプ、使いやすいタイプという印象でした。で、そもそもなんで買ったかというと店頭展示品が驚異的な値引きで売られてるのをたまたま発見してしまったからです。
さて、このチャーリークリスチャンピックアップ、キャラは前々回に書いたとおりなので、ジャンプブルースに挑戦してみました。その名も「Strollin' with GOMENTE」。TボーンウォーカーのStrollin' with Bonesという曲のオケをパクってギターをかぶせた、そんな感じです。40−50年代のジャンプブルースですから作ってみるとほとんどエフェクト無しで完成してしまいました。
本録り前に弾きすぎて、いや長らくギターを手にしていなかったところに急に集中して弾いたせいか指が痛くてラストはだいぶもつれてしまいましたが、痛いの治るのを待ってるとまた先に延びてしまうのでとりあえず出しちゃえってことで。。。。


(注)ビデオのいくつかのポイントでテレコのオートレベルのようにボリュームがふわふわ変わる現象があります。
どうもYouTube側で再エンコードするときに起きた問題のようです。今のところ対処法が不明です。原因わかったら後日アップデートするかもしれません。
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