何故か今さら／今だから？：Bryan Ferry／In Your Mind

最近ロキシーミュージックとブライアンフェリーのソロが全部紙ジャケで再発になったようです。1枚2600円くらいして再発にしてはあまりに高額なのでITMSで買いましたがじつはアナログを持っていて、しかも1曲目は自分で編集したCD−Rに入れてクルマに常設してあるので、さほど懐かしいわけでもないのですが、クルマでなくじっくり聴いてみたくなったわけです。
ロキシーミュージックとブライアンフェリーは大好きで「アバロン」はかつて「一生聴き続けるかもしれないアルバム」なる記事で一番最初に書いたくらいボクの一生の過ちを決定づけた重要なアルバムなわけですが（笑、ブライアンフェリーのソロではどれか、というとやっぱこれかなあ。。。「アバロン」の音に近いのは多分「Boys and Girls」あたりなんだけど、この「In Your Mind」は初めて解散した（？）直前の「サイレン」当たりの音に近い。今回あらためて「わあかっこいい〜」と思ったのはジョンウエットンのベース。ロックだなあ。ポールトンプソンのドラムとのコンビネーションのゴリゴリ感がこれぞブリティッシュロック！という感じでしょっぱなの「This Is Tomorrow」でBフェリーが最初のVerseを歌った後に入ってくるこの二人の音は正直チビりますな。これ聴いた直後ボクはデジマートでビンテージのプレベ探してましたね。買わないけど（笑。そもそもこれってプレベなのかな？若干リヤピックアップっぽい音がする。ジャズベかリッケンバッカーかも？っていう気もする。プレベ的粘りもるけど。直感的にイメージしたのはプレベ。
最近なんかのTVドラマに取り上げられたらしい「トーキョージョー」もこのアルバムに入っていますがもうボクにとってはこのアルバムイコール「This Is Tomorrow」なんですよね。
クリススペディングもこの頃が一番かっこ良かったかも。っていうか元ジャズロック畑のこの人の妙にシニカルなロッケンロ–ラーぶりがBフェリーの音楽性にすごくマッチしてたんだなきっと。その点でロキシーのメンバーのアンディマッケイのサックスに通じるものがある。Bフェリー好みのキャラなんだな。じつはこれと同時にBフェリーの比較的最近のソロ「マムーナ」も買ったんですよ。こっちはベースがネイザンイースト、ドラムはスティーブフェローンなんでこれも別の期待感があったんですが、正直この「In Your Mind」の臭さの前にはブライアンイーノの参加をもってしても「わりとふつー」に聴こえてしまう。
なんか最近ロックの血が騒いでいるのですがますます血圧上昇しそうです。

コメント 3

僕は『アバロン』しか持っていませんが、女房がブライアン・フェリー好きです。
『アバロン』は、今聴いても全く違和感がないですよね。
by ベアトラック (2007-10-12 06:52) 

我がブログへのコメントありがとうございます。音楽を聴くのは大好きですがジャズやロックのような難しいものは解かりません。だからこんなブログを拝見するとスゴイと思います。
by jyoji-san (2007-10-12 10:55) 

アバロンはひとつのゴールであり完成形でありそういう意味で普遍性を持ったアルバムですよね。「サイレン」までのロキシーやその後のこのあたりのソロを聴くと、Bフェリーの音の構築の仕方、考え方がわかるような気がします。全体の音は変わっても、変わらないのはギターやサックス（ウタも！）のヘタだか上手いのかわからない上モノに対し、ボトムは一貫して超テクニシャンなんですよね。ある種の不変の思想があると思います。

amaguriさんこんにちは。いえいえamaguriさんとこのブログくらいスゴイところは滅多にないと思いますよ（笑。

decon_blueさん：niceありがとうございます。
by GOMENTE (2007-10-12 22:39)